純潔を象徴する真珠で真実の愛を表す勿忘草を表現した柔和な雰囲気のブローチ
天然真珠を敷き詰め作られた優し気なブローチ。
古代から続く真珠の宝石として地位は19世紀末から20世紀初頭にかけてピークに達したと言えるのではないでしょうか。当時、カルティエの二連の真珠のネックレスとニューヨーク五番街のビルが交換されたほどの価値が真珠にはありました。
しかし、1929年から始まる大恐慌、海の汚染、養殖真珠の影響などもあり、天然真珠漁は壊滅してしまいます。その後もオーストラリアのダーウィン沖などで行われることもありましたが、生産量は遥かに少なくなりました。
初期の養殖真珠は3年から5年かけて作られており、真珠層も厚かったのですが、現代の大量生産されている養殖真珠は花珠と呼ばれている物でも、数か月から1年程しか真珠層を巻いていないため、厚みが0.5mm程しかありません。芯にはミシシッピ川などで採れた貝殻を削った玉が入れられています。そのため、真珠層が薄く、表面的な光沢があるだけです。
それに対し、天然真珠はたとえ小粒の物でも芯から真珠層で形成されているため、真珠層の厚みから生まれる深い光沢があります。このブローチもハーフカットされた天然真珠を花弁一枚一枚としてセットし、葉にもその幅に合わせてぎっしりと敷き詰めています。調色とよばれる着色が施されていないのもあり、微妙に花弁にセットされている真珠の色合いが異なることも味わいとして感じられます。
葉の部分にセットされた真珠はそれぞれが金の台座を彫り起こした爪で留められています。葉の先端や根元の真珠がセットできないほどの隙間の部分には金の丸い粒が彫り上げられ真珠の粒の延長のように映ります。
また、花の横には少し縦に長い丁度開花する前の蕾のような形をした真珠が金の茎の先にセットされています。こうした遊び心と申しますか、職人の気遣いがブローチにより可愛らしさと生き生きとした花の生命感を感じさせてくれていると思います。
花の中央にはオールドヨーロピアンカットのダイアモンドが爪留めされており、裏側をみると、ダイアモンドの裏のみ金の台座に穴が開けられており、オープンセッティングになっています。裏側をしっかりとした作りになっており、葉の部分にも脈が伸びるように金の枝がつけられており強度を増しています。針や受けも金で出来ています。
全体が平面的ではなく、滑らかな曲線を帯び立体的に表現され、勿忘草の生命力が感じられます。胸元に勿忘草の花言葉である「真実の愛」を咲かせてみてはいかがでしょうか。
配送日時につきましては、在庫確認後のご連絡でご要望を承ります。
配送ラベルに記載する商品名・送り主名につきまして、ご要望があります際には最大限の配慮をさせていただきますのでお気軽にご連絡ください。
当店では以下のお支払方法をご利用いただけます。
*お客様のご都合にあわせて商品お申し込みの際にご指定ください。
*銀行振り込み手数料、代引き手数料の決済手数料はご負担いただいております。
*7日以内にご入金・お手続きが確認できない場合、キャンセル扱いとさせていただく場合がございます。