天然真珠の暖かな照りと稀にみるオールドヨーロピアンの輝きに目を奪われるブローチ
ブローチを目にした時の印象は、「ダイアモンドの輝きと天然真珠の優しい照り、どちらもが光を放っている。」
1900年代初め頃に作られたこのブローチにセットされているダイアモンドのカットはオールドヨーロピアン。ルーペで見ると、背の高いクラウン部分と狭いテーブル面その中に覗くガードルと呼ばれる小さな底面があるのが解ります。モダン・ブリリアントカットに比べ、光の反射を計算されていなかった時代のカットでありながら、このダイアモンドは稀にみるような強い輝きを放ちます。まさに、「石に力がある」という表現が当てはまります。
三つ葉を表現しているのか、三角形にセットされたダイアモンドの台座にはナイフエッジにされた金の茎が付いています。白き天然真珠は色が揃っています。正面から見るとどれも同じ大きさに見えるのですが、側面から回して見ていくと、形が微妙に異なり、それぞれの天然真珠の表情が感じられます。真珠の状態は非常に良好で、擦れや傷もありません。いずれの真珠も深い真珠層から生まれる柔らかな照りをたたえています。
裏側をみると、サークル部分や茎の部分がしっかりと太さを持った構造になっています。その金のサークルや茎などの台座は横から見るとかなりの幅があるのが解ります。上部にはストッパー用のチェーンを通すための輪があります。ペンダントとして使用することを希望の方へはここにもう少し大きな輪を付け、針を短くすることも承りますが、恐らく、ブローチとしてご使用の際に、バチカンとしての輪が覗いてしまうと思います。
ブローチの受けはこの時代特有の構造のストッパーが付いたものとなっています。針も金で作られており、しっかりとしています。こうして真珠をセットしたサークルブローチはオリーブの冠をイメージしているものが多く、恐らく、このブローチもオリーブを題材としているとも考えられます。
20世紀初頭には、これだけ良質なダイアモンドの周囲にはプラチナを使用することが一般的でしたが、このブローチはゴールドの台座に全く違和感がありません。恐らく、それは天然真珠のクリームがかった色合いが金の色合いと自然に溶け合うようにマッチしているためでしょう。
サークルブローチは実際に身に着けた際に角度が曲がっていることなどを気にする必要もなく、気軽に使えます。また、実際にブローチを洋服に留めると、下地の生地が円の中心にきて、一層ブローチが引き立ち浮かび上がります。
様々な場面で活躍しそうな、白き光を放つ美しきブローチ。100年以上の時を経ても失せぬその輝きは私達を清々しい気持ちにさせてくれます。
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