深い藍色のラピスは夜空のよう、そこにダイアモンドの一等星が光を放ちます。
エドワーディアン期に作られたラピスラズリにダイアモンドを埋め込んだ希少なリングです。こうした色の組み合わせは18世紀から19世紀のジュエリーではエナメルまたはブルーグラスの上にダイアモンドやパールをセットした物でした。
また、ヴィクトリア時代にはガーネットやアメシスト、ロッククリスタルなどの半貴石に穴を開け金属の台座を埋め込み、そこにダイアモンドやパールをセットした物が流行しました。その後、アールデコ期にはオニキスや硝子などに同様のセットすることが流行しました。
この作品はプラチナ・フロント・ゴールドバックという作りや、ダイアモンドのカットがオールドヨーロピアンカットであり、極小のミルグレインが施されていることなどから1900年代初頭のエドワーディアン期の物だと考えられます。
フェイスをみると、縦に並んだ三つのミル留めされたダイアモンドは輝きが強く、ルーペでみるとキューレットといわれる底面がテーブルの中に見えます。中央のダイアモンドはラピスの裏が開けられているオープンセッティングになっています。フェイスの土台になっているラピスラズリは深い藍色で黄鉄鉱の粒を含んでいます。その金色の黄鉄鉱が輝き夜空の中に星が煌めているように映ります。まるでラピスの深い宇宙の空に一等星の星が三つ輝いているようなイメージです。
ショルダーにはローズカットのダイアモンドが二つずつセットされ、縁にはミル打ちが施されています。側面は金でできており、唐草模様が浮き彫りされています。ショルダーから続くフェイスの側面下部は先端に行くに従い次第に低くなっています。その側面には小さな四角模様が浮き彫りに幅に合わせてグラデーションになっています。こうした細部の丁寧な作りにも良質な指輪であることが感じられます。ショルダーのダイアモンドがセットされた裏面もオープンセッティングになっています。
非常に珍しい組み合わせの指輪です。実際に指に嵌めると濃い青色が肌の色と対比的でダイアモンドの輝きをいっそう引き立てます。指の上で宇宙の輝きを見つめられるようです。
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