アールヌーヴォ期のハンドメイドのロングチェーンの逸品
これまで扱ってきた同様の20世紀初期のロングチェーンでも最も手の込んだデザインの作品の一つと呼べるものです。四つの異なるパーツを組み合わして表現しており、所々に入る大きなパーツはアルフォンス・ミュシャのポスターの背景を飾る曲線のデザインを彷彿とさせてくれます。
先端に付いた留め具はチェーンを開閉するものではなく、フォブなどのペンダントヘッドを装着するためのものでした。そのため、サイズも8.8mmの直径の大きめのものとなっています。その根元にはフランスの18金製を示す鷲の横顔の刻印が打たれています。
同様に留め具の根元に近い輪の所にも鷲の刻印が打たれていることが確認できます。引き輪は隙間から金羽根が覗いて見える当時のオリジナルの物が使用されています。
長さが153cmと非常に長いため、通常二連でするのが美しいかと思います。二連ですると一層ボリューム感と華やかさが感じられます。
もし、ご希望があれば、引き輪の位置を替え、ネックレスが開閉できるように致します。そうすれば三連でもご使用いただけます。
最近は残念なことに金の価格が高騰しているため、フランスでも金の買取が増え、こうしたアンティークのチェーンが現代物のチェーンと区別されることなく買い取られ、溶かされ換金されてしまっていることが増えました。一度溶かされてしまうともう二度とその姿は見ることはできません。そのため、こうしたロングチェーンが市場から次第に少なくなってきていることを肌で感じます。
まして、世界中がコロナにより移動が難しくなっている中、ますます、上記のような状況が進んでいます。これからさらにこうした細工が施されたロングチェーンは希少性が増していくでしょう。価格も高価なため、通常はブレスや短いチェーンへと分けられ加工されてしまっていることも多いです。そうした中、オリジナルの長さで残っていた希少な逸品です。
パーツもどこも抜け落ち破損したところもありません。フランスでこうしたロングチェーンと出会うと7,8割は途中のパーツが抜けてしまっています。状態も大変良好です。
優美なアールヌーヴォの世界観が漂うロングチェーン、金の価格も高騰していることもあり、しばらくは、いえこれから増々入手が困難になっていくことでしょう。
シンプルなお洋服に是非合わしていただきたいですが、意外にも他に宝石などが入っていないので柄物の上にでも合わしていただけます。
ずっとご使用いただけるジュエリーです。
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