1920年頃に丁寧に作られたリング
細やかな細工が魅力的なリングです。20世紀初頭のダイアモンドジュエリーの特徴であるプラチナフロンドゴールドバックの構造になっており、フェイスやショルダーの表側にはプラチナを使用し、その裏とショルダーには14金が使用されています。シャンクの内側には585という14金を示す刻印があります。
手の込んだフェイスの中央にはトランジッションカットのダイアモンドがミル留めされその上下にも爪留めされています。さらにその端の上下にもダイアモンドがセットされているように見えますが、これは職人がプラチナの台を彫り上げ小さなファセットがあるように山型にしたものです。。
全体にも小さなプラチナの彫り上げられた粒が飾られており、その粒達はダイアモンドと共に光を反射するため、実際よりも多くのダイアモンドがセットされているように感じられます。ショルダー部分には小さなローズカットのダイアモンドが埋め込まれる様に爪留めされています。
フェイスは縦型で透かし模様になるように彫り込まれています。透かし部分のエッジには全て極小のミル打ちが施されています。この細かさには驚かされます。中央のダイヤの覆輪の周囲にあるミル留めのミルと揃って極小の粒が微かな輝きを放ちます。
1930年頃にはフェイスの高さが上がりますが、それ以前に作られたこのリングはフェイスが低く指に沿うようなっており、縦に長くとも邪魔になりません。また、フェイスの先端も丸みを帯びて尖っておらず、引っ掛かることはまずないと思います。
プラチナの表面を彫り込むことによって、できた凹凸、ミルグレイン、とダイアモンドの輝きが融合してできた表情のリング。現代の量産化のリングにはない手作りの職人技の魅力がある指輪です。
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