さり気なく使えるベルエポック期のゴールドジュエリー
フランスでは昔から18金でも様々な色合いのものがジュエリーに使われてきました。現在でもフランスでは地金を求めに行くと、日本はイエローとホワイトのみがあることが多いのに対し、いくつもの色合いの地金が販売されています。
このブローチも通常のイエローゴールドを土台として、透かし部分と中心の模様の所にはローズゴールドと呼ばれるピンク色がかった金を、四方にある飾り部分には青味が感じられる金が使用されています。18金は75%の金が使用され、残り25%は銀や銅が使用されます。
ピンク色を増すためには銅の含有量を増やし、青味を増すためには銀を多く混ぜます。そうして、色合いを調整した三色の18金を使用し、作られたこのブローチは、色合いに変化を持たせることにより、平たい構造でありながら、実際よりも立体感が感じられます。
四方の青味がかった百合の具象化したような部分は別のパーツを作り組み合わされています。パールの周囲の花状のパーツも別に作られ、組み合わしてあります。本体部分は表面と裏面がイエローゴールドになっており、彫り込みと中のローズゴールドが出てきています。ルーペで見ると判りますが、手で彫り込んだ跡がみえます。
中心に真球の小粒の天然真珠が芯留めされています。周囲の金細工と共にみると、花のように映ります。そう考えると、青味がかった四方のゴールドのパーツは百合ではなく花に合わせた葉のようにも見えてきます。外周にも彫り込みが入れられ薄くローズゴールドが覗いています。
針の留め具の側面をみるとフランス製の18金以上の純度を示す鷲の横顔の刻印が打たれており、その隣には菱形の工房印つまりメーカーズマークが確認できます。針の根元もぐらつきが無くしっかりと安定しています。当店が同封いたしますシリコンストッパーを使用すれば紛失する心配もなくご使用いただけます。
様々な細工がなされ実際の厚みに以上に立体的に映る表情のあるブローチ。小振りながらも100年以上の時をそのままの姿で残存してきました。さり気なく、胸元に飾りやすい作品です。
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