澄んだ色合いのサファイアとダイアモンドの輝きが目を惹く優美な逸品
19世紀末から20世紀初頭にかけて、イギリスではモンタナ産やスリランカ産の良質な透き通るように美しく鮮やかなブルーのサファイアがジュエリーに使用されています。
特にモンタナ産は色のムラが少なく、石全体に均一に色が広がっています。また、光沢が強いのが特徴です。このサファイアも恐らく、製作された時代、色合いからモンタナ産もしくはスリランカ産のサファイアだと推測できます。
その良質なサファイアはダイアモンドと交互にセッティングされており、一つ一つがミル留めされています。通常はこうしたバー状の形態ですと、菱形もしくは長方形の台座に石を爪留めし、周囲の淵をミル打ちしていることが多いです。
側面から見ると表側にプラチナを裏側に金を使用しており、二層に分かれていることが見て取れます。表側の隣り合う石と石の接点はほとんどなくそれぞれが独立しているようにも映りますが、裏側の金の部分でしっかりと繋がっています。
上下には二本の金の平たい板で曲線を描いた装飾が施されています。側面で金の台座に溶接されていることが解ります。その曲線装飾は光り輝く夜空を飛ぶ流れ星の尾のようにも映ります。また、ブローチを垂直に身に付けると三日月を二つ縦に並べたような印象にも見受けられます。
裏側には15ctというイギリス製であり金の純度が15金であることを示す刻印も打たれています。また、その横、裏側中央には小さな輪が付いていますが、これはストッパー用のチェーンを付与するための物です。針や受けも同様に15金で作られています。
サファイアの間にセットされているダイアモンドはオールドヨーロピアンカットであり、ルーペで覗くとキューレット見えます。サファイアの輝きを脇石として引き立ててくれています。
良質素材をエドワーディアン期の職人がしっかりとした技術で宝飾品に仕立てた美しき逸品です。通常のバーブローチと異なり、曲線が入ることにより、より一層使い易いデザインとなっています。
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