左右対称のエドワーディアンらしいデザインとガーネットと9金ローズゴールドの色合いの調和が美しいペンダント。
ガーネットはヴィクトリア時代を通して流行した宝石ですが、プラチナにダイヤやパールという白を基調としたジュエリーが流行したエドワーディアン期においても変わらず人気がありました。
この時代プラチナはまだまだ一部の富裕層向けジュエリーに使用されるにすぎませんでした。一方、中産階級向けには9金を使用したジュエリーが多く作られていました。
このペンダントも9金が使われています。9金は37.5%が金で残りに銀や銅を含みます。ガーネットに合わせる9金の場合、ローズゴールドと呼ばれる銅を多く含有したピンク色がかった金が好まれました。
落ち着いた金の色合いとガーネットの相性が良かったためです。
そこにシードパールの白が小さく入ることにより、作品に締まりを与えてくれています。
上部のシードパールの上下左右には粒金のような金の粒が見えますが、これは金の板から手彫りで彫り上げられたものです。そのドット模様が滑らかな9金の光る平面と対比的に鈍く小さく光ります。
尚、シードパールはどちらも小さな爪で留められています。
裏をみると、いくつかの金のパーツを組み合わして作られたハンドメイドの物だと解ります。幅のある部分には9ctという9金の刻印があります。その反対側には引っ掻いたような跡で10のような数字が見えます。これは昔オークションに出品された際に、オークション会社が付けたものかと思われます。
チェーンは後の時代の物ですが、こちらも9金です。引き輪の部分に375という9金を示す刻印が打たれています。
改めてペンダントを見直すと、金の部分は植物の蔓のような曲線を帯びながら上下に二つのハートが重なったようにも映ります。
さり気なく使える落ち着いた色合いのペンダント。
それでも100年以上の時を経てきたのはきっと手作りの物だったからなのでしょう。
温か味が感じられます。
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