優美な曲線と軽やかに動く連続したダイアモンド、天然真珠には円やかな輝き
- 商品番号 /P4029X
- 年 代 / 1905年頃
- 国 名 / イギリス
- サ イ ズ / 縦：41.2mm 横：14.5mm 厚み：3.2mm チェーンの長さ44cm
- 素 材 / ダイアモンド、天然真珠、プラチナ、18金、9金WGチェーン
イギリスから届いたばかりのエドワーディアンのペンダント。イギリスの長年付き合いのあるディーラーから画像を送ってもらった際には、もっと大きい物かと想像していました。もちろん、サイズは伝えられていたのですが、その価格から一回りは大きい印象を持っていました。
しかし届いた荷を開き中をみると、想像よりも小さな物でした。その時、一瞬、高い買い物であったかとも思ったのですが、よく見てみると、その作りの良さに驚かされました。
一日、二日、更に日が過ぎれば過ぎるほどに、このペンダントの持つ本来の魅力が私の目に浸透してくるようでした。
プラチナで作られている外周は全て大変細やかなミルグレインが施されています。その粒のサイズにも作品のレベルの高さが伺い知れます。
当時流行したラバリエールと同様にデザインは、縦に長い作りになっています。けれど、ラバリエールとの違いは、やはり縦に連続して6個配置されたダイアモンドが固定されている訳ではなく、左右、前方後方にスムーズに動くことでしょう。左右だけでなく前後にも動くことにより、その滑らかな動きが実現しています。ミル留めされたダイアモンドは一つ一つが天空に輝く星のようです。これを覆輪留めして連続して繋ぎ、同様にスムーズに動くようにしてもこれだけの優美さと軽やかさは感じさせてくれないでしょう。
下部には天然真珠は無核の天然のものとしては大振りの縦が約6mm横が約4.5mm厚みが約4.7mmのサイズとなっております。そのため、真珠層の深い厚みから湧き出るような照りが感じられます。
バチカンもオリジナルで装飾が施されています。チェーンも同様にオリジナルで差し込み式にストッパーが付いた物が残っています。ご希望がございましたら、お届け後でも現代の引き輪の留め具にも交換可能です。
実際に身に着けた際にも大き過ぎずることも小さ過ぎることもなく、程よく上品に使っていただけるサイズ感です。胸元でダイアモンドと真珠が揺れ動き、華やかさを添えてくれるでしょう。
このサイズでこれだけの作りの良いペンダントは見かけることもほとんどなく、非常に希少な作品です。
