エドワーディアン期のゴールドのペンダントを代表するような作品。
20世紀初期には繊細なゴールドの透かしになった台座に色石とシードパールをセットしたペンダントは大変流行しました。それらの多くは半貴石であるガーネットやペリドット、アメシストを使ったものでした。
サファイアやルビーなどの貴石を使ったものは珍しいです。
このペンダントをみると、透明感があり色の美しいサファイアが使われており、それに相応しく細工も非常に凝っています。シードパールも隙間なくセットされており、パールの色合いも純白で統一されています。パールがセットできないほどの細い先端部分には金を彫り小さな金の粒を連続して作っています。
サファイアと中心になる2.5mm程のパールはミル留めされています。その他の1.7mm程のパールは彫り込まれた台座に爪留めされています。そうしたセッティングにも作りの良さが出ています。台座も安価な作品が板状の薄い金の板を使っているのに対し、この作品は側面から見ても厚みがあり立体的に作られています。
裏側をみると、一つの型抜きではなく、いくつものパーツを別に作り組み合わしていっているのがわかります。裏面中央に1488と数字とWWのような文字が彫られていますが、これは、宝飾販売店が入れたものか、かつてオークション会社が入れたものでしょう。盗難などがあった際に、この番号で分かることがありました。
チェーンは現代のイギリス製のものが付いています。バチカンが大きいので、もう少し太めのチェーンや小粒の淡水パールのネックレス、リボンなどを合わしても素敵かと思います。酸でのテストですが、金の純度は15金程した。そのため、金の色は濃く明るいので18金のチェーンを合わしても違和感はないと思います。
通常の当時のペンダントの縦の長さが3cmくらいであるのに対し、5.4cmと大きさもありますが、横幅が2cm以下であるここと細工が繊細であるため、存在感がありながらもすっきりとした印象を与えてくれます。
ワンランク上のエドワーディアンのゴールドジュエリーをお探し方にお勧めしたい作品です。
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