20世紀初頭に作られた天然真珠の花が咲くバーブローチ
こんもりとした洋梨のような形をした天然真珠五つを放射状に並べ、中央にミル留めしたダイヤを配置し白い花を形作っています。ブローチの左右の先端には樽型の真珠も芯留めされています。どの真珠も天然真珠ならではの厚い真珠から生まれる深い照りがあります。
真珠の花の左右にはプラチナ台にダイアモンドがセットされた植物文があります。金属の淵の部分は全て極小のミル打ちが施されています。この極小で均一のミル打ちにエドワーディアン期ならではの繊細さが感じられます。
側面をみるとプラチナと金が隙間なく合わしてあるのが判ります。プラチナフロントゴールドバックの作りもエドワーディアン期のジュエリーの特徴です。物によってはプラチナと金の接点がこのように一直線ではなく、ところどころ隙間が空いていることもあります。現代ならばわざわざこうして見事に合わせるよりもプラチナだけで鋳造し作ってしまう方が手間がかからず、却って安く製造できるでしょう。プラチナが非常に高価であった時代ならではの作りといえます。
裏を見ると、周囲のフレームの中に、柱が五か所入っており、それぞれの中央に芯があり、表側のパーツを表から見えないように繋いでいます。そのため、プラチナの植物文はフレームと繋ぎ目が無く、中空に浮いているように見えます。尚、その五つの柱はナイフエッジになっており、表側は細い線となっており、裏側は太くなった構造となっています。柱の表にもプラチナが使われており、さらに目立たなくなっています。
留め具は当時のストッパーが付いており、動きがスムーズでありながらも揺れ動くこともないしっかりとしたものとなっています。
実際に洋服に針を通して使用すると、金の針も生地に隠れ、透かし模様が一層美しく映えます。ダイアモンドのみのバーブローチとは異なり、天然真珠がセットされ花咲いていることから硬質さに柔らかみが加味されています。
天然真珠とダイアモンド、プラチナの白さが融合、調和した、白く輝く使い易いブローチです。
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