澄んだサファイアが輝くアールデコの先駆的なデザインのリング。
透明感のある美しいサファイアが中央にセットされています。20世紀初期頃までの多くのジュエリーは四角いデザインにもガードルが円に近い形でカットされた宝石がセットされていることが多かったです。けれど、このリングの中央には四角形のガードルを持った珍しいカットのサファイアがセットされています。
よくみると、12個の三角形を組み合わしたカットになっており、それに正方形のテーブルが乗っており、さらに底面にはキューレットがあります。テーブル面はガードルの四角形とは45度の位置になっています。三角形のファセットがきらりきらりと光り、サファイアのブルーに濃淡を持たせてくれています。
フェイスの上部にはトランジッションカットのダイアモンドが三つずつ埋め込まれるように爪留めされています。サファイアとの間にある二つの線の上には極小のミルグレインも施されています。ショルダー部分も同様にプラチナが使用されており、左右二つずつダイアモンドがセットされています。摩耗してしまっていますが、ショルダーのエッジにもミル打ちが打たれていたのがルーペでみると判ります。
フェイスとショルダーの表面以外はにはゴールドが使用されており、フェイスの側面は王冠のような透かし模様になっています。フェイスに繋がるショルダー部分はフェイスと高さを合わすために金に厚みがあります。しかし、次第にアームに行くに従い幅は薄くなっており、実際に指に嵌めた際に左右の指とぶつからないように工夫されています。そのため、嵌め心地も違和感が無く、心地良いです。
シャンクの内側にはE、J.Hというメーカーズと18CT PLATという18金とプラチナで作られていることを示す品位刻印が打たれています。
ガードルのの縦横が4.3mmというこの時代としては割に大きなサファイアが入っているにも関わらず、上下にダイヤを配置するのみで、全体を囲んでいないため、フェイスは小振りですっきりとしています。そうした印象はアールデコならではの直線的なデザインでもあるからでしょう。
色の美しい澄んだサファイアを特殊なカットで生かした珍しいデザインのリング。宝石が美しいだけではなく、そのデザインも魅力的です。指に嵌めて動かすとサファイアの輝きと色の濃淡の変化に惹き込まれるような美しさが感じられます。
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