輝きの強いトランジッションカット・ダイヤを使った変わったフェイス側面のリング。
ケースの中に陳列してもこのリングのダイアモンドはひと際輝きを放ち、目立つ存在です。立て爪でセットされているのではなく、埋め込まれた作りになっており、正面以外からは光が入るわけではないのですが、石の持つ力があるのでしょう。強い反射光を放ちます。
サイドのダイアモンドは覆輪留めと爪留めを組み合わして留められ、中央のダイアモンドはいくつかの小さな爪で留められています。
この時代はホワイトゴールドもしくはホワイトゴールドとイエローゴールドの組み合わせが多く、こうしたプラチナとイエローゴールドの組み合わせは少なくなってきています。
ダイアモンドの周囲とフェイスの側面をプラチナを使用した面白い作りで、側面のプラチナとその下のゴールドの部分には唐草模様が手彫りされています。このハンドカットの少し素朴な風合いが却ってダイアモンドの輝きの魅力を生かしてくれています。
シャンクに内側には刻印があるのですが、私もこれまで見たことがない刻印です。
こうしたダイアモンドが埋め込まれるような構造のジプシーリングはこれほどフェイスの高さがあるものは見かけることはなく、このリングは特別フェイスを持ち上げています。
それによりプラチナとゴールドの組み合わせの美しさを見せ、手彫りの模様が見えるようにしていると思います。また、フェイスに高さを出すのは1930年頃からの流行でもあり、ダイアモンドのカット共に、この指輪が1920年以前の物ではない判断材料の一つになります。
手作りの良さとダイアモンドの輝きが融合した珍しい指輪です。
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