宝石を並べるとそこにはメッセージが・・・敬愛の意を伝えた指輪
1870年頃までに作られたリングは1890年以降のリングとは雰囲気が異なります。
手作りの素朴さを感じるようであり、また、肖像画の中で嵌められているような風格があります。それでいて細部まで大変繊細に作られています。
例えば、この指輪は石を囲む覆輪留めの金が薄く小さな爪と共にセットしています。この爪が丸くなく、平たい板状になっています。その爪と覆輪がレースのように映ります。
また、通常ならばルビーとパールの二連のリングなのでしょうが、その間に小さなエメラルドが飾られているのはこのリングの特徴であり、希少性です。
石と石の間などには粒金細工も施されています。これは1860年代頃に流行であり、時代を感じられます。
シャンクの外周には全て連続した羽のような模様が入れられています。同時代の多くの彫りのパターンは唐草模様であり、オリジナル性を感じます。指輪をはめた際に掌の内側をみても、この彫りを目にすると嬉しくなります。
この彫りがあるので、サイズ直しはできれば小さくするのみをお勧めします。小さくする場合には刻印を避けて二か所丸い球を付けて調整しシャンクを切ることなく行えます。
刻印はEGというメーカーズマーク、15金を示す15と.625、登録地がバーミンガムであることを示す錨のマーク、製造年を示すアルファベットの大文字のYがあり、1873年の製造であることが判断できます。
宝石はどれもクローズドセッティングになっており、フェイスの裏側は滑らかです。
天然の宝石たちと19世紀の職人の根気と技術が融合してできた数少なくなった時代の指輪です。
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