200年程前の指輪が今も残っていてくれることに感謝したくなるほどに貴重な品。
実はこの指輪は私が昔から持っているものです。
それを今回ホームページに掲載することとなり価格を改定して本体価格が50万以内に収まるようにしました。
今現在ヨーロッパのマーケットで探してもジョージアンのリングはなかなか出会うことがありません。目にすることがあってもモーニングリングもしくはダイアモンドの指輪くらいです。
こうした色石を使用したリングは非常に珍しいです。
指輪を改めて見てみると、フラットにカットされたガーネットは淡い色合いで指輪を動かすと下に敷かれた銀箔の反射香光が感じられます。これは19世紀前期に流行したフォイルバックという技法でクローズドセッティングになった宝石と台座の間に銀箔を敷くものです。それにより蝋燭の灯りの中で宝石を一層美しく見せる効果を求めました。
こうしてフォイルバックされた宝石は独特の緩やかな光を放ち、モダンジュエリーとは全く別の魅力を感じさせてくれます。
周囲の留め方は覆輪留めと爪留めを合わした古いセッティングです。これも花びらが開いたようなデザイン性を感じさせてくれます。
金の部分をみると、19世紀の中期以降の指輪と比べ遥かに彫りが深い彫金細工が施されています。フェイスの上下には花がその他フェイスからショルダーにかけては葉が浮き彫りされています。背景の部分も細やかな彫りが網目状に入れられ浮彫を際立たせています。
フェイスの裏側にはイニシャルも彫られています。
恐らく手袋の上から身に着けたのでしょう。
サイズが20号と大きめですが、前後5号(指輪サイズ15~25号)くらいまではは違和感なくサイズ直しもできると思います。サイズ直しに関しては楕円になるのが気になる場合にはシャンクの内側に球を二つほど付けることによりさらに小さくすることもできます。
貴重なジョージアンのリング、時代を経てきた重厚感が伝わってきます。
まるで18世紀や19世紀の肖像画に嵌められている指輪のような雰囲気があります。
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