ジュエリーに写実性とアートを感じさせてくれる究極の逸品
鈴蘭は春の初め頃に咲き、これから暖かくなることを告げてくれる花です。
今年も自宅の庭先に鈴蘭がひっそりと花を付けてくれているのを目にした時、長かった冬も終えようとしていることを感じました。
昔から人々はそうして鈴蘭の美しい花を見て、春の訪れを知ったのでしょう。そのため花言葉は「return of happiness 再び幸せが訪れる」とも言います。暖かな春と幸せを重ね合わせたのは、昔も今も同じでしょう。
その他、鈴蘭の持つ花言葉には、「純潔」、「謙虚」、「愛らしさ」等があります。鈴蘭の花からまさに連想されるような意味合いがそこにはあります。謙虚に頭を下げているようであり、純潔の白さ、そしてその可愛らしい小さな姿。花言葉に通じるものがあります。
19世紀にはジュエリーの題材として人気のあった鈴蘭ですが、ここまで写実性に富んだ作品は私もこれまで出会ったことがありません。白い花を表現するのは真円よりも少し卵型に近い5mm程のものと丸い3mm程の天然真珠です。二つをうまく組み合わせ、そこに粒金細工と花の形をした金の幅の狭い薄い板で囲むことにより、本物以上に本物に見える真珠の鈴蘭が咲きました。
天然真珠の4mm以上の真球となるとさらに貴重で貝を1000個開けても2.3個しか手に入らなかったと言われています。この作品に使われている天然真珠は真球ではありませんが、5mm以上ある大きな無核真珠で純白の層に傷や汚れ不純物などもなく、当時も大変高価であったものが使用されています。養殖真珠にはない真珠層の厚みから生まれる深い温かみのある照りに引き込まれるようです。
花だけでなく、葉も大変写実性に富んだ装飾が施されています。金の板を曲げ自然な膨らみや角度を表現しています。その表面には針で突くことにより艶消しが施されており、あくまで単調でなく生命がそこに通っているような脈が刻み込まれています。葉の裏側をみると輝く金の板を目にすることができ、こうした表面に仕事を加えることにより、この生きているような葉が生み出されているのが解ります。
かなり大振りなブローチにもかかわらず重さは9グラム程と軽量で、手に取るとその軽さに驚かされます。まさに19世紀の職人技のなせる作りです。
針は葉の部分に表からは隠れるように付けられており、真珠がセットされた花の部分の方に重心があります。そのため、薄手の生地に付ける際には裏にビロードの布などを一枚重ねて針を通すと安定します。
貴重な天然真珠を多く使用し、優れた金細工が施され、サイズも通常のブローチよりもかなり大振りであるにも拘らず、価格は本体価格が568,000円と割安であり、100万円を越える品と並べても遜色はない雰囲気を持っています。
真珠もまた、鈴蘭同様に純潔を表す宝石であり、150年は経ても尚、その澄んだ美しさは私達を魅了してくれます。
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