「幸せな夜の満月のように」と彫られた良質なロケット。
こうして宝石の頭文字を使ったジュエリーは19世紀の初め頃にフランスで流行し、やがてイギリスでも人気を博すことになります。アクロスティックジュエリーと呼ばれました。ジョージアンからヴィクトリアン期にかけて敬愛を伝えるメッセージジュエリーとして人々に愛用されました。
その中でも珍しく実用的なロケットペンダントとして作られ状態が良好で残っていた作品です。
ロケットにリボンのような帯が付いており、そこに宝石が並べられています。左からルビーの「R」、エメラルドの「E」、ガーネットの「G」、アメシスト「A」、ルビーの「R」、ダイアモンドの「D」並べ合わすとREGARDという敬愛や敬意を表現する意味になります。当時の宝石はどれも天然の非処理石であるにも関わらず、石のどれもが美しい色合いををしています。また、凡そ2.6mmの横幅があるアンティークジュエリーとしては大きなサイズの宝石が使われています。
裏面をみると、Like fullest moon on a happy night と手彫りでメッセージが記されています。「幸せな夜の満月のように」。19世紀の御屋敷から満月を目にしている光景が浮かんできます。
開いてみると、中にはどちらの面にもガラスが嵌められており、二枚の写真が収納できる構造になっています。一方は外枠を針を使い外すと硝子も取り外せ、写真を間に挟めるようになっています。もう一方はガラスと台座に間に小さな隙間があるのでそこに針を入れて取り外せます。もしご自分で難しい場合には当店へご相談いただければ職人により写真を入れさせていただきます。
バチカンは内周の直径が縦8.2mm横5.8mmとかなり大きいので様々なチェーンやリボン、小粒の天然石のネックレスなども通すことが可能です。
金の純度は15金もしくは18金です。当店の機械で18金と測定しておりますが、若干誤差が出る時もあるので、15金以上とお考えください。
アンティークの書籍などでは必ず紹介されるREGARDのジュエリー。アンティークをコレクションしている方には一つは加えていただきたいヴィクトリアン・ジュエリーの逸品です。
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