ペアーシェイプの大きなローズカットのダイヤが特徴のペンダント
縦13mm横9mmの大振りのローズカットのダイアモンドが力強く輝くペンダントです。
こうした大振りのダイアモンドは後の時代に取り外され別の物に作り替えられてしまうことが多かったため、もともと現存しているものが少ないです。また、ここ5,6年中国人バイヤーがアンティークジュエリーの世界にも入ってきました。彼等は以前は珊瑚や翡翠、鼈甲、象牙、琥珀などの中国人が昔から好きな宝飾品を購入していましたが、最近は、ヴィクトリアンやジョージアンなどの古い時代の大きな石が入った物を特に好んで求める傾向があります。それにより、イギリスを始めヨーロッパのマーケットから大きなが宝石を使ったジュエリーが消え、ますます手に入りにくくなっています。
そうした中、久しぶりに手に入った大きなローズカットのダイヤを使用したジュエリーです。中心の大振りなダイヤは少し黄色がかった色合いをしています。これはダイヤの石の持つ色合いとクローズドセッティングになっているため、ダイヤと金属の台座との間に銀箔が敷かれており、その箔の変色にも起因しています。周囲が銀のため、色合いはそれほど気になる物ではありません。
当時の他のローズカットダイヤに比べ厚みのあるローズカットのため、側面からの光も反射し、身に付けるとその輝きの強さをさらに発揮します。
周囲は花綱模様になっており、最下部にセットされた丸いローズカットのダイヤの周囲には小さなダイヤが囲むように花弁を表現しています。ダイアモンドは花綱模様の各地にセッティングされており、覆輪留めされたそれぞれの石は微妙に形がどれも異なり、原石に近いガードルの形を保っています。覆輪留めに使われている薄い銀は石の形に合わせて隙間なく見事に石を覆いセットしています。こうした作りにも古い時代の特徴が感じられます。
裏側をみると、裏には金が使用されています。中央にセットされたダイヤの裏側はホタテ貝のようなに、上部の中心のダイヤの裏側は花びらのような彫り込みも入れられており、こんもりと厚みがあります。また、下部の花模様の上の左右と、上部の下の右側には刻印が入れられています。
形は大まかにはわかるのですが、内部の模様が判別ができず、どのような刻印かははっきりとは断定できません。上部の左先端のパールの裏には三文字の刻印が入れられていますが、こちらも摩耗しており、JとRまでは何とか読むことができます。恐らくメーカーズマークでしょう。
チェーンは古い時代のシルバーの物がそのまま使われていますが、留め具は20世紀初期の金製の差し込み式の物に交換されています。100年程前に壊れた留め具を交換したのでしょう。ご希望がございましたら、チェーンを金やホワイトゴールド、プラチナ等の物に交換することや、引き輪の留め具などにも変えることは承ります。その際には元のチェーンと留め具はお渡しします。その後、元の状態に戻すことも可能です。
大きなローズカットのダイアモンドが力強く胸元で光を放つ逸品。全体が大き過ぎることもないため、実際に現在でも使い易いデザインとなっています。
大きなローズカットのダイヤを探していた方には迷うことなくお勧めしたいペンダントです。
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