渦巻き模様はヨーロッパではケルトで重要視された装飾様式でした。その他、日本の縄文文化やマルタ島の遺跡、マウリ族の入れ墨などにも見られます。
1920年代には渦巻模様のスパイラルリングが流行しました。その背景にはヨーロッパ文化の中心からは外れてはいますが根源であるケルト文化の潮流が影響しているのでしょう。
渦巻の円を一回転すると終焉であり、また、それは新たなる円の始まりでもあります。これは人間の生が死を迎えると共に新たな生の始まりでもあること、輪廻を意味していると言えます。無限に続く終わりと始まりをつまり永遠を象徴しています。
リングを改めて見てみると、縦が凡そ3.4mm横が3.3mm程のオールドヨーロピアンカットのダイアモンドが中央にセッティングされています。爪がデザイン化されたバターカップセッティングになっており、その周囲を渦巻き模様のプラチナフロントゴールドバックの台座が囲んでいます。フェイスに繋がるショルダーは逆向きのカーブで渦を巻いていくようなデザインとなっています。フェイスとショルダーのどちらにもローズカットのダイアモンドがセッティングされ、渦の中の泡が光を反射し輝くようです。
プラチナが施された輪郭には極小のミル打ちが連続して均一に施されています。裏をみると石の裏をハンドカットで丁寧にフェイスの形に合わせて開けています。こうしたところにも量産品との違いが見て取れます。フェイスとショルダーの裏側とアームはゴールドで作られています。シャンクの内側には刻印がありますが潰れており判別が難しいです。
サイズが18号と大きめなのは恐らく手袋の上から嵌められたリングなのでしょう。サイズ直しもできますのでお気軽にご相談ください。
太古より続く渦巻き模様は、クリムトの生命の木やゴッホの糸杉の空の模様などにも見られ、脈々と受け継がれていっています。私たちの体の中にあるDNAも螺旋構造になっており、渦は生命が永遠に続いていく象徴です。
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