アールデコ期の洗練されたリング
ダイアモンドの輝き、たくさんのミルグレインとプラチナの粒の反射光が星屑のように集まってフェイス全体が煌めくリングです。
アールデコ期のデザインを彷彿とさせる直線を基調としたフェイスは縦に長い八角形になっています。角が尖っていないので引っ掛かることもなく、また、その丸みが少し柔和な印象を与えてくれます。
1930年代を過ぎるとフェイスの高さを上げるようになります。こうしたフェイスが低い構造は1920年代までの特徴です。そのため、指輪のフェイスは指に沿うように作られており、全体的に引っ掛かることもほぼありません。
セットされているダイアモンドはオールドヨーロピアンカットとトランジションカットの両方がセットされています。キューレットがあるかないかの違いですので、その輝きにほとんど差異はなく全体的な違和感がありません。偶に、オリジナルのダイアモンドがなくなってしまったのか、修理の際にモダンカットのダイアモンドが入っている作品もありますが、そうした場合には、そこだけ輝きが違うので白く写ったりすることもあり違和感を覚えることがあります。
フェイスとショルダーの繋がり部分はナイフエッジのように表側は細く繊細になり、裏側は強度を増すために幅が広くなっています。また、アーム部分に比べショルダーには厚みがあるものも時代的な特徴です。
フェイスを改めて見ると、ダイアモンドは一つ一つ埋め込まれるように入れられ、小さな丸い粒のような爪でセットしてます。爪がない空白部分にも爪と同じような丸いプラチナの粒が彫り上げれており、爪と共にプラチナの小さな粒として光を反射してくれます。また、中心から四方に透かしが入っています。そのエッジと中央を長方形に囲む枠の部分には細やかな極小のミル打ちも施されています。この粒の大きさも時代判別の一つの基準となります。
シャンクの内側には左から6248、B &R、18CT、 PLATと刻印が入っています。
それぞれ、商品番号、メーカーズマーク、18金、プラチナ製を示しています。
小さなフェイスの中に職人が根気を込めて彫り上げ、ミル打ちを施した仕事の素晴らしいリングです。
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