ベルトには友人や恋人などの縁と縁をつなぐを意味が込められていました。
珍しく二つのベルトが上下に重なるデザインになった指輪です。ヴィクトリア時代からエドワーディアン期にかけてはベルトを持ちチーフとしたジュエリーが見られますが、こうしたダブルのベルトは珍しいです。
その作りをみると、ハーフカットされた天然真珠は小さな爪で留められています。真珠はどれもしっかりと金属の台の溝に埋め込まれさらに小さな爪で留めていますが、ルーペでみるとその周囲に透明の接着剤が流されているのが解ります。恐らく後の時代に落下防止のためにうまく目立たないようにボンドを流したのでしょう。
同じように爪留めされたルビーはオープンセッティングになっており、フェイスの裏側をみると光を通すために開けられています。ベルトとベルトの上下の間は隙間がありますが、ルビーの部分で繋がっています。裏を見るとルビーの部分も隙間が継続しているので、ルビーをセットしている長方形の金の板はフェイスの丸みに合わして曲げられ、その後溶接しています。同じようにパールがセットされたベルトの先端も溶接して作っています。その他バックル部分も別に作り指輪の本体に溶接している手作りなのが解ります。
シャンクの内側には刻印がありますが、サイズ直しをしているため、製造年を示すデイマークが消えています。それでも「麦の束のマーク」がありチェスターで登録されたことと、「15」と「.625」 があり15金製であることが判断できます。
フェイスの縦幅は7.2mmなのに対しシャンクの一番細くなっている部分は2.1mmと細くなっているため、指に嵌めた際に嵌め心地が良くストレスが少なくなっています。
ジュエリーにメッセージを込めることは古代ローマのジュエリーにも見られるように遥か昔から続いていました。残念ながら現代ジュエリーの世界では装飾性や宝石の価値だけを重視することがコマーシャルリズムに乗って大衆に受け入れられています。
今一度ジュエリーに情緒を求めてみるのも素敵なことかもしれませんね。
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