愛を唄い、踊り表現する女神とキューピットのカメオ
文芸を司る女神ムーサの内の一人で愛情を歌唱、舞踊、抒情詩により表現する女神であるエラトとキューピットが寄り添い、その横にもムーサが躍ると思われるカメオ。
ギリシャ神話おいて竪琴を持つ姿で描かれるのはアポロンやオルフェウス、パリスなど男性が多いですが、女神ではムーサの内の二人であるエラトとテルプシコラです。テルプシコラもエラトと同様に竪琴を持ち、舞踊、合唱を司る女神である。
カメオの右側に立つのは恐らくエラトとでしょう。それはキューピットが愛の神であり、愛情を表現するクピトと共に表現されていると考えられるからです。左側に立つ女神もムーサの一人でしょうか。踊る姿からテルプシコラかとも想像できます。
カメオの彫りは深く、白い層の厚みは最大で2.3mm程あります。
彫りは躍動的女神たちやキューピットの体の柔らかさが伝わってきます。丸み帯びた体の質感が写実的です。
フレームは内側が真鍮で外側に金が巻いた構造になっています。裏側みると、針と受けを固定された板が付いています。また、下部にはストーパーが先端に付いたチェーンもあり、針が外れた際に、この小さな安全ピンのような留め具がストーパーの役目を果たします。このストッパーと針と受け、それを支える板の部分は真鍮にゴールドプレートになっています。
愛を歌と踊りで表現した女神とキューピットのカメオ。19世紀のカメオらしい躍動感に溢れた作品です。
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