三種の宝石の絶妙なコンビネーションが光る指輪です
チェッカー状に並べられた宝石たちの組み合わせの妙がこの美しい指輪を特徴づけています。
ダイヤはオールドヨーロピアンカット、ルビーも同様、クラウンが高く、テーブルが小さいカットがなされています。
いずれも質のよい輝きです。
ハーフカットされた真珠もこの指輪が作られた約110年前のてりを保っていて綺麗です。
各宝石は金に対し深くセットされてしっかりと爪留めされています。
このような深く彫った石留は現在のブリリアントカットではできません。
石が埋もれてしまいます。
先述のようにオールドヨーロピアンカットは石の直径が最も大きいガードルから上のクラウンが高いため深く彫っても石が金属面よりも上に顔を出すので、
オールドヨーロピアンカットに特有の強いシンチレーション（光の揺れ）も
損なわれることはありません。
その強い輝きを、あいだに真珠が入ることによって全体的に柔らかくしてくれ、フェイスの大きさの割に付けた時にすんなりと指に収まってくれます。
また、上記のように石が深くセットされているので、爪に高さがないので、
ひっかけたりする心配も少ないかと思います。
裏側に刻印があり、イギリスはチェスター製、18金、1906年頃の作品。
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