カート
小さなペンダントの中に宇宙が広がる、まるでサファイアとパールが天球のようです。
サファイアのジュエリーはヨーロッパのアンティークマーケットでも目にすることは少なくありません。けれどサファイアが澄んでいて光を通すものは少ないです。もしそうした美しいサファイアの作品があるとほとんどが豪華に飾られた高価な作品です。
このペンダントのような10万円台で美しいものを探すのは難しいのですが、それを見つけた時は格別です。
サファイアならではの美しい透明感は青い海のようです。角度を変えると光で紫の色のファセットも見えます。この時代のサファイアは非処理石であり、これだけ美しいサファイアのジュエリーを現代物で見つけようとしたらこの価格ではなかなか見つからないでしょう。
そうしたサファイアと周囲に飾られているシードパールはどれも丁寧にミル留めされています。それらは三つの輪の上にセットされています。まるでその輪はシードパールとサファイアという天体の軌道のようにも見えます。
サファイアという恒星を中心としてをシードパールの惑星たちが回っているようにも見えるのは私だけでしょうか。
裏をみると下部で三つの輪を繋げている部分に刻印が入っています。
そこにはW＆Rというメーカーズマークと9ctという9金の印が見られます。
チェーンの引き輪にも同様に9ctといういや途中で途切れて9cとしか見えませんが9金の古い刻印があります。
こうした9金の台にシードパールを使ったペンダントは半貴石を使用した物が多く、サファイアなどの貴石を使ったものは珍しいです。
その分価格も抑えられた上で、美しい宝石と、エドワーディアン期ならではの繊細な作り、今見ても斬新なデザインを楽しめるこのペンダントは大変おすすめです
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